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プレーンシャツ②

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先日の「素材選び」から次はディティールの方のご紹介です。
先日もお伝えしたように洋服作りは編集作業の連続です。
完璧なデザインなど存在するはずも無く誰かにとっての100点も違う誰かにとっては0点かも知れません。
足し算のデザインには全く興味がない分、今回各パーツのサイズ感には気を配ったつもりです。
当然、万人受けは無理だとしても合格点を頂ける方が少しづつ増えれば良いかなと考えています。

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身幅に少し余裕を持たせたので腕周りは少し細いサイズにしています。
「着用時にはTシャツを着ている感じ」と言う目標を掲げていたので譲れないポイントではあります。
初めは保険をかけ17cmでサンプルを作りましたがもっさり感が辺りを駆け巡ります。
最終的には15cmに着地、洗いによる縮みに数ミリ持っていかれましたが
着脱に不自由無く適度なゆとりが出るくらい、全体のバランスにも影響無いくらいになっていると思います。
「細くてキツい」と言う方には丁寧にお詫びするようにしています。

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袖口は幅2cmの見返し仕上げにしています。
元々7分〜8分袖を想定した袖丈ですが長さを調整したい、アクセントで折り返す際
折り返しの収まりが良いようになっています。

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左胸には小さなポケットを付けています。
ポケットとしての機能はほとんど無く、唯一加えたデザイン的要素が強いディティールです。

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着丈は前後の長さを変えています。(前身頃を2cm程短めにしています。)
それ自体は良く目にしますが、このシャツではサイドにあるスリットに合わせ
見返しの長さを前後で変えています。(普通は長さを揃えるそうです。)

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そしてこちらがサイドスリット、主張しすぎない程度の深さ、
世間で言う「絶妙な感じ」をねらっています。
「サイドスリットLOVE」の精神はしっかりと宿っています。

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「しっかりと主張」しながらも「いたって普通」と言う対極のバランスを大切にし、
見て頂ける所までは十分に達していると自負しています。

Torchonでした

プレーンシャツ①

バージョン 2

ざっくりとご案内させて頂いていたオリジナル「Hitotema」に関して少しづつ詳細をご紹介させて頂きます。
基本、洋服は生地、デザイン(サイズ、形、ディティール)に時代性を加えた編集作業の結果です。
まずはプレーンシャツの方ですが、生地に軸足を置いて形を考えて行きました。
今回使用した生地は上質なベルギー産フラックス(リネンの原料)を使用し国内で染色、
生地にする工程を行っています。
食べ物に産地があるように原料を作るにも適した場所(環境)があります。
また何処の工場でもリネンの生地を作れる訳でもなく日本国内で作れる所は限られます。
ちなみに当店のある備後地域は繊維の町として全国的に有名ですがリネンとなると話は別のようです。

今回使う生地の条件とし下記を希望しました。

1.生地に厚みがある
→25番手と言う太い糸を使用した生地で透け感が少なくしっかりと長く使って頂けます。

2.色バリエーションが揃う
→厚手のリネンは色バリエーションの少ないものがほとんどですがこちらの生地はベーシックカラーが揃います。
生産も安定していて追加時でも安心です。

3.織(平織り)
→平織りは表面に点が密集して見える生地、みじかなアイテムではオックスシャツがそうです。
洋服にした際の動きが平織りと綾織りでは違いが出ます。(主観を多く含む)

4.出来ればドライな質感
→リネンでもサラッと肌離れの良いドライな感じのものと体に纏わり付くようなものがあり、
今回は無事前者。

色々と探しサンプルを取り寄せてみた結果、今回の素材を使用して行く事にしました。

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リネンは水洗いによる縮みが大きい為、パターンのサイズにはかなり悩まされました。
実際に洗うと1回目で5〜6パーセント程の縮みが発生し、最終的には7〜8パーセントを想定しています。
(店頭に並べれた商品は製品洗いしてあるので大幅な縮みはありません、
こちらのプレーンシャツで着丈1cm程を想定しています。)
サイズ感は「160cm 普通体型」の方をイメージし良いくらいの所に着地出来た気がします。
着用を繰り返して頂く事でクタッと柔らかくなり、色落ちもしてきます。
価格以上の満足感を得て頂けるものになったのではないでしょうか?
まだ得てない方の為に次回はディティールの方をご紹介して行きます。

Torchonでした

ワークワンピース ファーストサンプル

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ウエポン素材を使用したワークワンピースの試作にも取り掛かっています。
素材、サイズ感、各ディティールのバランス、ゴールは少し遠目に設定したが
ファーストサンプルでかなり良い所まで辿り着けた気がします。
「これで行こう」と思った所からもう3周ほどイメージを練り直しています。
「10年使えるデザイン」を本気で考えています。
基本 他力本願、デザイナーでは無いので参考になるご意見はどんどん頂きたい。

Torchonでした

もう一息

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昨秋から試行錯誤して来たオリジナルブランド「Hitotema」のリネンシリーズが一部届きました。
と言っても縫製を済ませ一応の形になった状態です、
月曜日には洗い場に持って行き最終の仕上げをして頂きます。
ギュッと目が詰まり、良いシワ感が出て帰って来るはず、来週末にはご覧頂ける予定です。

Torchonでした

ネームの話・後編

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「どうしてHitotemaなんですか?」と言う問いの答えはちゃんと用意してあります。
表向きの「より良く仕上げる為のちょっとした工夫」と言うのは勿論、
ひと(プロ)に「てま」を(かけて頂いた)と言う裏テーマもしっかりと存在していて
冒頭には「ひとりでは何も出来ないTorchon店主が」と言った文が付き完結する。
「それでタグが裏返しなんです」なんて恥ずかしくてとても言えない。

Torchonでした