日別アーカイブ: 2018年2月8日

プレーンシャツ②

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先日の「素材選び」から次はディティールの方のご紹介です。
先日もお伝えしたように洋服作りは編集作業の連続です。
完璧なデザインなど存在するはずも無く誰かにとっての100点も違う誰かにとっては0点かも知れません。
足し算のデザインには全く興味がない分、今回各パーツのサイズ感には気を配ったつもりです。
当然、万人受けは無理だとしても合格点を頂ける方が少しづつ増えれば良いかなと考えています。

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身幅に少し余裕を持たせたので腕周りは少し細いサイズにしています。
「着用時にはTシャツを着ている感じ」と言う目標を掲げていたので譲れないポイントではあります。
初めは保険をかけ17cmでサンプルを作りましたがもっさり感が辺りを駆け巡ります。
最終的には15cmに着地、洗いによる縮みに数ミリ持っていかれましたが
着脱に不自由無く適度なゆとりが出るくらい、全体のバランスにも影響無いくらいになっていると思います。
「細くてキツい」と言う方には丁寧にお詫びするようにしています。

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袖口は幅2cmの見返し仕上げにしています。
元々7分〜8分袖を想定した袖丈ですが長さを調整したい、アクセントで折り返す際
折り返しの収まりが良いようになっています。

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左胸には小さなポケットを付けています。
ポケットとしての機能はほとんど無く、唯一加えたデザイン的要素が強いディティールです。

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着丈は前後の長さを変えています。(前身頃を2cm程短めにしています。)
それ自体は良く目にしますが、このシャツではサイドにあるスリットに合わせ
見返しの長さを前後で変えています。(普通は長さを揃えるそうです。)

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そしてこちらがサイドスリット、主張しすぎない程度の深さ、
世間で言う「絶妙な感じ」をねらっています。
「サイドスリットLOVE」の精神はしっかりと宿っています。

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「しっかりと主張」しながらも「いたって普通」と言う対極のバランスを大切にし、
見て頂ける所までは十分に達していると自負しています。

Torchonでした